Windows 10のフルディスク暗号化、「BitLocker」が有力な選択肢になる訳は?フルディスク暗号化は最後の砦

Microsoftが提供しているフルディスク暗号化機能「BitLocker」に「Direct Memory Access」や「Azure Active Directory」などの新機能が加わった。Windowsを利用する企業にとってどんなメリットがあるのだろうか。

2016年11月10日 12時00分 公開
[Kevin BeaverTechTarget]
イメージ

 IT管理者は、ユーザーのノートPCおよびその中に保存されている個人情報を保護するのに、どんな手段を使うかを決めなくてはならない。

 「Windows」搭載デスクトップの保護に関していえば、Microsoftのフルディスク暗号化技術である「BitLocker」が無償だからといって、それが最適な選択とは限らない。ディスク暗号化機能を提供するWindows拡張機能であるBitLockerには、過去に、隠れたコストや既知の脆弱(ぜいじゃく)性など、企業での使用に最適とはいえない理由がたくさんあった。特に、「Windows Vista」時代および「Windows 7」の登場間もないころはそうだった。SymantecやWinMagicなどのサードパーティーベンダー各社は、BitLockerのフルディスク暗号化機能に代わる有力な製品を提供していた。

ITmedia マーケティング新着記事

news033.jpg

サッカー欧州CLを早朝に観戦するアジアのファンのためにハイネケンが仕掛けた意外過ぎるキャンペーンの中身
時差のためUEFAチャンピオンズリーグを早朝に視聴せざるを得ない韓国のサッカーファンの...

news041.jpg

楽天グループが「楽天市場」出店店舗向けに「楽天AI大学」を公開
2024年3月より提供している店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」に加え、AIツ...

news070.jpg

中国発AIソーシャル工作のゾッとする実態をMicrosoftがレポート
Microsoftが中国を拠点とする影響力工作の増加についてのレポートを発表した。これは米国...