ファイアウォールをわずかな通信でまひさせる「BlackNurse(ブラックナース)」攻撃とは?影響を受ける製品と対策を紹介

15〜18Mbpsという比較的小規模のトラフィックで、ファイアウォールの機能をまひさせる「BlackNurse」。その仕組みや企業が取るべき対策を解説する。

2017年01月11日 08時00分 公開
[Judith MyersonTechTarget]
画像 大規模なDoS攻撃だけが脅威ではない

 「BlackNurse」(ブラックナース)という攻撃手法をご存じだろうか。比較的少量のICMP(注1)トラフィックを用いてサービス妨害(DoS)攻撃を仕掛け、脆弱(ぜいじゃく)なファイアウォールを過負荷状態にする。

※注1: Internet Control Message Protocol。IP通信のエラー通知や通信状況の確認などに利用するプロトコル。

 なぜBlackNurseは少ないトラフィックで、ファイアウォールに問題を引き起こすことができるのだろうか。

一部のファイアウォールで有効に

ITmedia マーケティング新着記事

news108.jpg

TOPPANとデータX、中堅企業向けデジタルマーケティング支援で協業
TOPPANとデータXは、中堅企業を対象としたデジタルマーケティング支援領域のデータ基盤構...

news084.jpg

Instagramがまとめアカウント排除へフィードアルゴリズムを刷新
Instagramはフィードアルゴリズムを刷新し、コンテンツレコメンドの方針を変更することを...

news148.png

「三菱UFJ銀行」と「メルカリ」のフィッシング詐欺が増加――BBソフトサービス調査
BBソフトサービスが、詐欺サイト専用セキュリティソフトで検知・収集したデータを基に、...