15〜18Mbpsという比較的小規模のトラフィックで、ファイアウォールの機能をまひさせる「BlackNurse」。その仕組みや企業が取るべき対策を解説する。
「BlackNurse」(ブラックナース)という攻撃手法をご存じだろうか。比較的少量のICMP(注1)トラフィックを用いてサービス妨害(DoS)攻撃を仕掛け、脆弱(ぜいじゃく)なファイアウォールを過負荷状態にする。
※注1: Internet Control Message Protocol。IP通信のエラー通知や通信状況の確認などに利用するプロトコル。
なぜBlackNurseは少ないトラフィックで、ファイアウォールに問題を引き起こすことができるのだろうか。
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