徹底レビュー:「HTC U Ultra」、“主力一歩手前”デュアルディスプレイスマホの実力5.7型QHDディスプレイとサブディスプレイを搭載(1/2 ページ)

上位ミッドレンジに位置付けられる「HTC U Ultra」は5.7型QHDディスプレイの他に各種情報を表示するサブディスプレイを搭載。サウンドやアシスタント機能などの先進機能を搭載する美麗スマートフォンの実力は?

2017年06月10日 08時00分 公開
[Dragan PetricTechTarget]

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HTC U Ultra《クリックで拡大》

 HTCは、「HTC U Ultra」という“主力モデル1歩手前の主力”モデルで何か違うことを画策している。その狙いは、同社のスマートフォンをモダンな製品にしたという事実を際立たせることにある。仕上げ加工、サブディスプレイの追加、デジタルオーディオジャックへの切り替え、スマートアシスタントを搭載したGoogleの「Android」のアップグレードは、いずれもその事実を強調するものだ。HTC U Ultraは、5.7型QHDディスプレイを搭載する大型スマートフォンで、2.05型のサブディスプレイも備えている。また、Qualcommの上位ミッドレンジチップセットであるクアッドコア「Snapdragon 821」と4GBのRAMを内蔵している。

 HTC U Ultraには1200万画素の背面カメラが用意されている。それに加えて、1600万画素の前面カメラ、3000mAhのバッテリー、Googleの「Android 7.0」が搭載されている。そして、ガラス仕上げの本体は4色展開だ。上述の仕様以外に、スマートフォンで音楽を聴くことが多いユーザーにとって、HTC U Ultraが有力な購入候補の1つになり得る機能が備わっている。それは、HTCの「HTC Usonic」サウンド、つまり環境音の低減を目的としたアクティブマイクと、ユーザーの耳の形に合わせて音が調整される同梱ヘッドセットによって実現する機能だ。HTC U Ultraに実装されている数々の斬新な機能に異論の余地があることは否めない。というのも、過去に見たことのある斬新な機能を手当たり次第に詰め込んでいるような印象を受けるからだ。ただし、TechTargetがレビューをした結果、HTC U Ultraでは主力機種に近い使い心地が実現され、非常に信頼性の高い魅力的なスマートフォンになっていることが確認できた。

構造とデザイン

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