Appleは「iPhone」「Mac」の会社ではない? サービス事業急成長の意味とはMicrosoftなど競合もサービス重視へ

Apple、Microsoft、BlackBerryなど、名だたるIT大手はソフトウェア・サービス事業に注力し、ビジネス戦略を転換しようとしている。Appleの2017年第3四半期業績発表からも、その傾向を読み取ることができる。

2017年08月16日 05時00分 公開
[Ramin EdmondTechTarget]

 Appleが2017年8月1日に発表した、7月1日までの第3四半期決算には、多くのIT大手がソフトウェアおよびサービスベンダーへと転換する傾向が表れていた。「Mac」「iPhone」「iPad」で知られる同社はこの転換の真っただ中にある。

 同四半期の決算では依然として、iPhoneが圧倒的に最大の収入源になっている。だがiPhoneの売り上げの伸びは前年同期比でわずか2%にとどまることが、Appleの説明で明らかになった。IDCによると、スマートフォン市場全体ではこの3カ月で3.3%縮小した。

 Appleは最大の製品分野の伸びが鈍化したにもかかわらず、売り上げは7%増の454億ドル に達した。これはサービス分野が前年同期比で22%増えて72億6600万ドルとなったことによる。これでサービスはMac(55億9200万ドル)とiPad(49億6900万ドル) を抜いて、同社で売り上げが2番目に大きい事業になった。

 他のIT大手もソフトウェアとサービスに力を入れている。

ITmedia マーケティング新着記事

news036.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2024年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news033.jpg

サッカー欧州CLを早朝に観戦するアジアのファンのためにハイネケンが仕掛けた意外過ぎるキャンペーンの中身
時差のためUEFAチャンピオンズリーグを早朝に視聴せざるを得ない韓国のサッカーファンの...

news041.jpg

楽天グループが「楽天市場」出店店舗向けに「楽天AI大学」を公開
2024年3月より提供している店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」に加え、AIツ...