Google、クラウドファイルストレージサービス「Filestore」を公開「Amazon Elastic File System」「Azure Files」との違いは

Googleの「Google Cloud Filestore」が利用可能になった。パブリッククラウドとオンプレミス環境を統合して利用できるのが強みだが、競合他社のファイルサービス同様、課題も残されている。

2018年08月27日 05時00分 公開
[Trevor JonesTechTarget]
photo

 クラウドファイルストレージは、ハイパースケールのプロバイダーにとって扱いにくい課題だ。しかし顧客企業と関係を保つには重要な要素になる。

 Googleの「Google Cloud Filestore」(以下Filestore)のβ版が2018年7月に利用できるようになった。これはネットワーク接続型ストレージ(NAS)を使って、非構造化データを共有ファイルシステムに格納する企業向けのマネージドサービスだ。このネットワーク接続型ストレージは、「Google Cloud Platform」の仮想マシン(VM)インスタンスや「Kubernetes」インスタンスに直接統合できる。

 企業が利用するアプリケーションがローカルファイルサーバに依存する場合、Filestoreのようなマネージドサービスが重要になる。こうしたサービスがパブリッククラウドにないと、業務がままならなくなる。

高パフォーマンスのクラウドファイルストレージ

 パブリッククラウドへのデータの移行が進んでいることに伴い、ホームディレクトリなど、他の種類のオンプレミスストレージ市場が縮小している。しかしこうした現象はファイルストレージに限ったことではないと専門家は語る。

ITmedia マーケティング新着記事

news041.jpg

楽天グループが「楽天市場」出店店舗向けに「楽天AI大学」を公開
2024年3月より提供している店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」に加え、AIツ...

news070.jpg

中国発AIソーシャル工作のゾッとする実態をMicrosoftがレポート
Microsoftが中国を拠点とする影響力工作の増加についてのレポートを発表した。これは米国...

news042.jpg

顧客の応募可能性をレシートで分析 読売新聞が新たな販促キャンペーンサービスを提供
システムインテグレーターのビーマップと同社子会社のMMSマーケティングは、読売新聞東京...