「モバイル脅威防御」(MTD)はなぜ必要なのか 広がるモバイル端末のリスクEMMだけでは足りないセキュリティ機能

モバイルデバイスのセキュリティ戦略には、EMMだけでなくモバイル脅威防御(MTD)も必要だ。現在のモバイル脅威に対抗する手段として、MTDのようなデバイス上でセキュリティ対策を講じる重要性が高まっている。

2018年12月28日 05時00分 公開
[Robert SheldonTechTarget]
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 エンタープライズモビリティー管理(EMM)製品をセキュリティ強化のために利用している企業は少なくない。セキュリティリスクが増大する中、このEMMのセキュリティを強化するためのモバイル脅威防御(MTD)の必要性が高まっている。

 モバイルデバイスはWebサイトやショートメッセージサービス(SMS)、電子メール、アプリケーションストア、不正ネットワークなどを介して攻撃を受けやすい。エンドユーザーがパッチを適切に適用しなかったり、紛失や盗難の被害にあったりすることも珍しいことではない。場合によっては、手遅れになるまで被害に気が付かないということも起こり得る。

 モバイルデバイスのセキュリティリスクは、マルウェアやフィッシングなどの他、公共ネットワークやアプリケーションにも潜んでいる。その危険性を解説する。

モバイルデバイスのセキュリティが侵害されやすい要因

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