内蔵ストレージの容量や種類はサーバごとに大きく異なるが、これにはワークフローやアプリケーションの違いも関係する。例えばRDBMS(リレーショナルデータベース)管理システムをホストするサーバは、Webアプリケーションをホストするサーバとは要件が異なるだろう。SAN(ストレージエリアネットワーク)などの外部ストレージの使用も、内蔵ストレージの要件に影響する可能性がある。
サーバハードウェアの購入時は「ストレージのニーズが本当に満たせるか」という観点で候補となるサーバを1台ずつ確実に評価する必要がある。例えば、今やほとんどのサーバがSSD(ソリッドステートドライブ)とHDDの両方をサポートしているが、全てがそうとは限らない。念のため確認しておいた方がいい。また「SAS」(Serial-Attached SCSI)、「SATA」(Serial Advanced Technology Attachment)、「NVMe」(Non-Volatile Memory Express)など、どのドライブテクノロジーが利用できるかも確認しておきたい。他にはドライブの速度、機能、耐久性、RAIDの利用可否も重視する必要がある。
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