犯罪の温床になることもある「ダークWeb」が、セキュリティ監視の有効な手段になり得るという。それはどういうことなのか。
「ダークWeb」は、通常の検索エンジンからはアクセスできない「ディープWeb」に潜む小さな部分で、アクセスするには特別なソフトウェアやWebブラウザが必要になる。そのため企業のセキュリティポリシーでは考慮されないこともある。結果、ダークWebが大量のサイバー犯罪の温床になっている。
顧客データベースが売買されるといった多くの脅威が、ダークWebでの活動を基に見つかっている。大企業は脅威を見つけるために、ダークWebの監視を検討すべきだろうか。検討すべきだとしたら、人手による分析か自動スキャンのどちらを利用すべきだろうか。
ダークWebの監視には相応の技術を要するが、これまでの攻撃手法や傾向などの脅威情報である「脅威インテリジェンス」(スレットインテリジェンス、セキュリティインテリジェンス)を集めるための貴重な手段になる。
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