ゲーム「Minecraft」関連サービスを手掛けるMineteriaが、コンテナ統合管理ツール「Kubernetes」を活用している。同社はサービスの持続性を保つため、Kubernetesの管理方法に工夫を凝らす。何をしているのか。
Mineteriaはゲーム「Minecraft」(マインクラフト)に関するコミュニティサイトを運営する、小規模なスタートアップ(創業間もない企業)だ。同社は主にインターネットでビジネスを展開しており、Minecraftプレイヤーのためのフォーラムとストアの運営、オンラインイベントの開催を手掛ける。
スタートアップであるMineteriaは大企業と違って、レガシーアプリケーションやインフラを心配する必要はないと考える人もいるだろう。それ自体は当然の事実なのだが、同社のインフラ運用の実体を知ると、少し異なる印象を抱くことになる。Mineteriaはコンテナ統合管理ツールの「Kubernetes」を活用している。その管理ワークフローは、大企業のステートフル(システムの状態に応じて出力が異なる)アプリケーション環境に近い。そこでは短期でのWebアプリケーションの運用よりも、持続的なネットワーク接続と高可用性が求められる。
「Minecraftの特異性は、寿命の長い、持続的な接続状態を維持している点にある」。Mineteriaのザック・シュライアーCEOはそう語る。プレイヤーの遊ぶ対象がWebアプリケーションであれば、たとえ小さな問題があってもWebブラウザの更新ボタンを押せばすぐ復旧する。だがゲームアプリケーションの場合「全プレイヤーに対して、プレイ中のアプリケーションの状態を保つことが特に重要だ」とシュライアー氏は強調する。
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