「HCI」選定で必ず確認したい“6つの比較ポイント”既存システムとの“相性”が鍵

HCIは規模や目的に適した製品を選択すると導入効果を最大化できる。特徴や機能を評価する際の指標となる6つのポイントを紹介する。

2019年05月24日 05時00分 公開
[Stephen J. BigelowTechTarget]
画像

 ハイパーコンバージドインフラ(HCI)は、ソフトウェア定義データセンター(SDDC)の構築やクラウド移行への足掛かりとして利用が広がっている。HCIの導入を検討する際に評価すべきポイントについて説明する。


ポイント1.既存環境への影響を評価

 HCIの導入を予定する既存のデータセンターやワークロード(アプリケーション)への影響を評価する。HCI製品の中には、コンピューティングのパフォーマンス最適化を目的とするものもあれば、VDI(仮想デスクトップインフラ)やストレージ構築の効率化に加え、エッジ(現場のデバイスに近い場所)や遠隔地にあるデータセンターの強化を目的とするものもある。

 例えばDell EMCのHCI製品「Dell EMC VxRail」には、下記の通りさまざまな製品ラインアップがある。

  • 小規模なエントリーレベル向けの「Eシリーズ」
  • 高いパフォーマンスが特徴の「Pシリーズ」
  • GPU(グラフィックス処理プロセッサ)を搭載し、VDIの導入に適する「Vシリーズ」
  • 大容量ストレージを利用可能な「Sシリーズ」

ポイント2.ストレージ機能を確認

ITmedia マーケティング新着記事

news070.jpg

中国発AIソーシャル工作のゾッとする実態をMicrosoftがレポート
Microsoftが中国を拠点とする影響力工作の増加についてのレポートを発表した。これは米国...

news042.jpg

顧客の応募可能性をレシートで分析 読売新聞が新たな販促キャンペーンサービスを提供
システムインテグレーターのビーマップと同社子会社のMMSマーケティングは、読売新聞東京...

news108.jpg

TOPPANとデータX、中堅企業向けデジタルマーケティング支援で協業
TOPPANとデータXは、中堅企業を対象としたデジタルマーケティング支援領域のデータ基盤構...