DDoS攻撃はなぜ秋に急増するのか? “ゲーマー学生”原因説も理由と対処法を整理

分散型サービス拒否(DDoS)攻撃は秋に急増する傾向があるという。なぜこのような現象が起きるのだろうか。DDoS攻撃の対処法と併せて考える。

2019年05月24日 05時00分 公開
[Nick LewisTechTarget]
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 Kaspersky Labの分析によると、分散型サービス拒否(DDoS)攻撃は通常、夏の数カ月は活動が低下し、9月頃に増加する傾向があるという。DDoS攻撃にこのような傾向があるのはなぜだろうか。他にも企業が注意すべきDDoS攻撃パターンはあるのだろうか。

 大学生が寮に戻り、高速で大容量のインターネット通信を始める9月に、DDoS攻撃が加速する傾向があることが分かっている。ブロードバンドが今ほど普及していない時代にはもっと顕著だったが、今も同様の傾向が続いているようだ。

 この傾向は、学生がオンラインビデオゲームで遊ぶ時間が増えることが、多少なりとも関係している可能性がある。ビデオゲームの対戦相手にDDoS攻撃を仕掛けることを望むプレイヤーが存在するためだ。

 ただし理由は他にもたくさんある。

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