SlackでAWSのアラートを確認できる「AWS Chatbot」とは新たな開発手法「ChatOps」についても解説

AWSの「AWS Chatbot」は、「Slack」「Amazon Chime」と連携するチャットbotサービスだ。同サービスの詳しい機能と、DevOpsの手法の一つ「ChatOps」について説明する。

2019年08月29日 05時00分 公開
[Chris KanaracusTechTarget]
画像

 Amazon Web Services(AWS)は、開発者向けチャットbotサービスの「AWS Chatbot」によって、DevOps(開発と運用の融合)の支援手段を拡充している。AWS Chatbotはチームコラボレーションサービスの「Slack」やオンライン会議/チャットサービス「Amazon Chime」で、AWSリソースのモニタリングを可能にする。2019年現在はβ版だ。

 DevOpsチームメンバーがチャットツールを使って話し合ったり、システム通知を受信したりする「ChatOps」の潮流に、AWSは積極的に対処している。ChatOpsの支持者は、チャットが高度なコラボレーションや透明性を促進すると考えている。

 AWS Chatbotの通知機能を支えるのはメッセージングサービスの「Amazon Simple Notification Service」(Amazon SNS)だと、AWSは同社のブログ記事で述べている。

 AWSのドキュメントページによると、Amazon SNSの通知機能を利用するユーザーは、メールで通知を送信したり、確認したりすることが少なくない。AWS Chatbotは、これらのメールによる通知を、使用中のチャットツールにリダイレクトする。ユーザーはSlackまたはAmazon ChimeのチャットメンバーにAWS Chatbotを追加するだけで、Amazon SNSの通知をこれらのクライアントで受信できる。

DevOps関連のAWSサービスと連携

ITmedia マーケティング新着記事

news033.jpg

サッカー欧州CLを早朝に観戦するアジアのファンのためにハイネケンが仕掛けた意外過ぎるキャンペーンの中身
時差のためUEFAチャンピオンズリーグを早朝に視聴せざるを得ない韓国のサッカーファンの...

news041.jpg

楽天グループが「楽天市場」出店店舗向けに「楽天AI大学」を公開
2024年3月より提供している店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」に加え、AIツ...

news070.jpg

中国発AIソーシャル工作のゾッとする実態をMicrosoftがレポート
Microsoftが中国を拠点とする影響力工作の増加についてのレポートを発表した。これは米国...