「オールフラッシュストレージは高価」の常識を覆す、NetApp C190中堅・中小企業でも手の届く存在に

性能の高さやメンテナンスのしやすさに加え、堅牢(けんろう)性や耐久性の高さが特徴のオールフラッシュストレージ。技術が進化し市場が成熟したことで、中堅・中小企業でも手が届く価格帯の製品が登場した。

2020年03月13日 13時00分 公開
[PR/TechTargetジャパン]

 企業ITのストレージ市場では、今まさに主流がHDDからフラッシュメモリを使用したストレージへと切り替わっている。フラッシュメモリを搭載したSSD(ソリッドステートドライブ)がHDDに比べて圧倒的に高速なのは登場初期からよく知られていた。物理容量当たりの単価で比較すれば、現在でもまだオールフラッシュストレージは、HDDストレージやハイブリッドストレージよりも高価というイメージが残っている。しかしオールフラッシュストレージは、圧倒的なパフォーマンスを生かし、ソフトウェアの力で弱点を克服している。例えばデータ圧縮や重複排除といったオーバーヘッド(処理にかかる負荷)が大きい機能でも、フラッシュストレージは性能が高いため問題なく実行できる。圧縮/重複排除を併用してフラッシュストレージの「実効容量」を評価すると、1GB当たりの単価はHDDを下回る傾向にある。ファイルサーバのような汎用(はんよう)的な用途にオールフラッシュストレージを採用し、高度な処理能力と信頼性を生かしてビジネススピードを向上させる取り組みも多く見掛けるようになってきた。

 近年のフラッシュストレージは、寿命の問題も克服した。理由の一つは、制御ソフトウェアの成熟によってウェアリング(損傷)を平準化できるようになった成果だ。他にも、あらかじめ十分な代替領域を確保することで、一般的な利用期間内に実効容量が目減りすることを避けられるようになってきたことが挙げられる。一方でHDDは故障発生の予測が難しい。ある日突然故障するという事態はどうしても避けられないため、予備を準備して適宜ドライブを交換するという運用管理の負荷が発生してしまう。こうした対処のコストまで勘案すると、もはやフラッシュストレージの方がコスト面でも優位になりつつある。

 こうしてオールフラッシュストレージが企業IT市場の主役となりつつあるが、これまでに導入が進んだのは大規模ユーザーが中心だ。中小規模のユーザーにとっては「まだ予算に見合わない」状況だったのではないだろうか。しかしその状況も変わってきた。

NetAppの戦略製品「NetApp AFF C190」とは

 NetAppが2019年7月に販売を開始したのがオールフラッシュストレージのエントリーモデル「NetApp AFF C190」だ。「オールフラッシュストレージの普及を促進したい」というベンダーとしてのNetAppの思いもあって、最小構成時270万円(税別)からというリーズナブルな価格を実現している(写真1)。

写真1 写真1 NetApp AFF C190《クリックで拡大》

 NetAppがほぼ同規模かつ同等価格で提供するSAS接続のHDDストレージ「FAS2750A-EXP-133」(1.2TBのSASを12基搭載)とオールフラッシュストレージ「AFF-C190A-PACK-101」(960GBのSSDを8基搭載)を比較すると、圧縮/重複排除を前提とすれば実効容量は倍以上になる(図1)。IOPS(1秒当たりのI/O数)も5倍以上となり、ユーザーの体感レベルでも大幅に性能が向上することが期待できる。一方で消費電力は同等以下に抑えられるため、環境負荷についてもメリットが得られる。どうしてもHDDでなければならない事情がある場合は、ドライブ数を増やして並列度を高めることでIOPSを同等以上の水準に高めることも不可能ではない。ただし、こうした構成を選ぶ場合には当然ながらコストがかさむし、障害発生件数も増える恐れがあることから、運用管理の負荷が高まるといった課題が生じる。

図1 図1 「FAS2750A-EXP-133」と「AFF-C190A-PACK-101」の比較《クリックで拡大》

 NetApp AFF C190は、ラインアップ上はエントリーモデルという位置付けになるが、同社のストレージOS「ONTAP 9.7」のフル機能を実装しており、機能面では上位機種と同等なのもユーザーにとってはうれしいポイントだ。後述の「FabricPool」機能を利用すれば容量拡張も十分に可能である。

データ容量の削減保証も利用できる

 オールフラッシュストレージはHDDストレージと比較するとさまざまな優位性を持っているものの、基本要件である記憶容量に関しては、データ圧縮/重複排除の効率に依存する面がある。NetAppはソフトウェアの実装技術において豊富な経験を有しており、優れた容量削減効率を実現している。

 NetApp AFF C190を導入する際は、物理容量に対して3倍以上の実効容量を保証する「NetAppデータ容量削減保証プログラム」を利用できる。これは、仮に実効容量が物理容量の3倍に満たない場合、不足分を補うための追加ドライブなどを無償で提供してもらえるサービスだ。NetApp製品の販売パートナーであるSB C&Sは、この保証を組み合わせられる「オールフラッシュ ストレージ 導入応援キャンペーン」を実施中で、特別価格365万円から(税別。24時間365日、オンサイト1年サポート付属)でNetApp AFF C190を販売している(ベンダー特価承認が対象/2020年4月24日までのメーカー発注分が対象)。

 NetApp AFF C190のメリットは、クラウドを活用した効率的なデータ管理ができる点にもある。クラウドのオブジェクトストレージと連携するFabricPool機能を利用すれば、利用頻度の低いデータを自動的に安価なクラウドストレージに移動させる「ストレージ階層化」が実現する。この機能があれば、ファイルサーバ管理にありがちな容量不足やデータ整理といった悩みも軽減されるだろう。NetApp AFF C190には期間限定でクラウドストレージ(「Amazon Web Services」(AWS)「Microsoft Azure」「Google Cloud Platform」など)と連携できるFabricPool機能のライセンスを10TBまで3年間無償で利用できる特典もあるので、これを使えば実効容量がさらに10TB追加されると考えることもできる。

 クラウド連携機能はこの他にも多数あり、例えばパブリッククラウドでONTAPの機能を利用する「Cloud Volumes ONTAP」(CVO)がある。データミラーリング機能「NetApp SnapMirror」を利用して、CVOに災害復旧(DR)システムを構築したり、既存のNetAppストレージを有効活用してNetApp AFF C190のDRシステムを構築したりすることも可能だ(図2)。こうした機能を利用することで「データファブリック」(NetAppが提唱する、データの格納場所を問わず柔軟にデータを活用する概念)が実現する。

図2 図2 Cloud Volumes ONTAPとFabricPool《クリックで拡大》

 NetApp AFF C190は、将来どのような形でシステムを拡張するとしても柔軟に適応できる、オールフラッシュストレージのハイエンドモデルと同等の機能性を備えた製品と言える。オールフラッシュストレージをファイルサーバ用途で利用するケースも増加傾向にあり、現在SB C&SもNetApp AFFをファイルサーバ用途で自社導入を進めているという。これまで初期コストが障壁となってオールフラッシュストレージの導入をためらっていたユーザー企業にとっては、大きなチャンスになるだろう。

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