人材事業などを手掛けるディップは12月23日、アニメの視聴中にスマートフォンをテレビなどにかざすと、キャラクターを担当する声優を検索・表示するアプリ「ANIVO」を発表した。AIが音声認識でせりふを分析し、声優を判定するという。2021年春に提供を始める予定。
スマホにキャラクターのせりふを聞かせると、AIが音声認識技術でテキスト化。ディップが独自に構築した、アニメのせりふを集めたデータベースと照合し、キャラクターの担当声優を検索して表示する。
検索結果には、該当する声優が過去に出演した作品や、その作品が視聴できる動画配信サービスのリンクも掲載。データベースは著作権法上の利用条件を満たしており、過去のサービスでも利用したことがあるという。
コロナ禍による外出自粛の影響でアニメを見る機会が増えたが、好きになったキャラクターの声優が分からない人の利用を見込む。まずはiOS向けに配信し、追ってAndroidでも提供する予定。
ディップは16年にAI専門メディア「AINOW」をオープンするなど、以前からAI関連事業に力を入れている。今回のアプリはAIを使ったサービスの研究を目的としており、当面は収益化しない方針。
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