KADOKAWAは9月11日、同社グループにサイバー攻撃を行った犯行グループが、同社から窃取したとする情報を追加で公開したと10日に主張した件をめぐり、「現時点では、新たなサイバー攻撃を受けた痕跡は検知されていない」と発表した。
犯行グループが追加公開した情報も、「新たに漏えいした情報ではないものと推測している」という。外部専門機関に追加調査を依頼している他、捜査当局との情報連携も続けている。
KADOKAWAグループは6月、「Black Suit」を名乗る犯行グループからランサムウェア攻撃を受け、社員の個人情報などが漏えい。この影響で、「ニコニコ」サービスなどが2カ月にわたって休止に追い込まれた。
犯行グループは9月10日、KADOKAWAグループのものだとする新たなデータを、リークサイトで公開したと主張していた。
KADOKAWA、特損20億円を計上 「ニコニコの補償費用や復旧費用で」 サイバー攻撃の業績影響を発表
KADOKAWAサイバー攻撃、流出個人情報は25万人分 ニコニコユーザーは無事 端緒は従業員アカウントの漏えい
KADOKAWA、悪質な情報拡散に「刑事告訴の準備を進めている」 サイバー攻撃による情報漏えい問題で
KADOKAWAの情報、さらに流出の可能性──ハッカーが追加で公開か 同社は信ぴょう性を調査中Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR