米Alphabetおよびその傘下のGoogleのCEO、スンダー・ピチャイ氏は10月29日(現地時間)に行った第3四半期の業績発表後の電話会見で、現在、Googleで新しく書かれるコードの4分の1以上はAIによって生成されており、その後エンジニアによってレビューされ、承認されていると語った。
ピチャイ氏は電話会見の冒頭から「われわれのイノベーションへの取り組みとAIへの長期的な注力および投資は成果を挙げており、われわれ自身と顧客の成功につながっている」と語った。
AIによるコーディングについては、AIを活用してコーディングプロセスを改善しており、生産性と効率性の向上に役立っていると語った。
同氏はまた、Google検索に統合した「AI overviews」(日本では「AIによる概要」)が月間10億人以上のユーザーに利用されており、検索の使用頻度とユーザー満足度を向上させていると語った。
YouTubeでは、AIを活用してレコメンデーションを大幅に改善したという。同社のLLMは、動画コンテンツと視聴者の好みをより深く理解することで、関連性の高い、より新鮮でパーソナライズされたコンテンツを勧められるようになったとしている。
ピチャイ氏は、AIがGoogleのあらゆる事業で重要な役割を果たしており、今後もAIへの投資を継続すると語った。
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