Windowsの6月配布アップデートを適用した後、不具合が発生する機種があると、富士通や富士通クライアントコンピューティング(FCCL)、マウスコンピューター、GIGABYTEといったPCメーカーが相次いで注意喚起している。OSや症状に違いはあるが、PCが正常に起動できなくなる点は共通している。
富士通の場合は、2015年から18年に販売したWindows 10のデスクトップPCやPCワークステーションの一部が該当した。6月11日に配布されたWindows Update後にPCが起動できなくなる場合があるという。13日以降、一時的にWindows Updateの配信を停止した。
富士通クライアントコンピューティングの場合、2015年から16年に販売したデスクトップPCの一部が該当。富士通と同じくPCが起動できなくなる場合があり、現在はWindows Updateの配信を停止している。
マウスコンピューターは、Windows 11搭載のノートPCで不具合が発生している。起動時にロゴが表示された後、先に進まない、あるいは「自動修復を準備しています」の画面で止まるといった症状のようだ。
同社は「特定のBIOSバージョンが原因とみられる」としており、対策したBIOSを準備中。17日までに「mouse A5」「DAIV S4」など8機種のBIOSをリリースしており、「mouse F7」など8機種についても今後公開する予定になっている。
台湾GIGABYTE Technologyは、ノートPCの一部機種にWindows 11の6月配布アップデート(KB5060842)を適用するとOSが再起動しなくなるとして、該当する機種のユーザーにはWindows Updateを行わないように設定変更を求めている。
対処方法は、1)有線LANやWi-Fi接続を無効にして、2)設定のWindows Updateから「更新の一時停止」を選択、停止期間を設定する。
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