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近畿大、全学生に「Slack」導入へ 絵文字もOK、教職員と気軽にやりとり目指す
近畿大学が、全学生に「Slack」を導入する計画を発表。2020年4月に830人の学生へ導入。対象範囲を順次広げていく。
近畿大学は11月20日、Slack Japanが提供する法人向けコラボレーションツール「Slack」を25日から一部の学生に導入すると発表した。2020年3月まで試験運用を行い、4月から理工学部情報学科の学生、大学院生(約830人)が使えるようにする。その後、全学生へ順次拡大する計画だ。学生が教職員からサポートを受けやすい環境をつくり、教育・研究の質向上を目指す。
これまで対面や電話、メールなどで行ってきたやりとりを、Slack上で行う。ゼミ、実習、講義ごとにグループを作ってやりとりすることで、学生と教職員間のコミュニケーションを円滑化する。
また、教職員が対応していた学生からの質問や相談をSlack上に蓄積することで、教育や研究の質を向上させる狙いもあるという。
同大学は、業務効率化と仕事の見える化を目的として、17年から職員向けにSlackの導入を進め、19年4月には全てのキャンパス、拠点の職員へと対象を拡大。7月には、全教員向けにSlackを順次導入する計画も発表した。
同大学の広報担当者は「電話や伝言のやりとりが減り、他の業務に集中できるようになった。資料のやりとりも容易になった」と導入効果を説明。絵文字を使ったり、文体がカジュアルになったりと、以前より距離感の近いコミュニケーションを実感しているという。
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