もうクラウドストレージで悩まなくていいかも――「WD My Passport SSD」を試して分かったこと:ポータブルストレージの道(3/3 ページ)
長引く在宅ワークにより、メモで録画したWeb会議のデータが増加する一方だ。そのようなときに役立つのが、小型かつ軽量で場所を取らない高速なポータブルSSDだ。ウエスタンデジタルの「My Passport SSD」を見ていこう。
高速ストレージだからこそ広がる夢
オンラインミーティングや録画が許可されているウェビナー、または筆者のようなフリーランスのライター仕事につきもののオンライン取材など、ニューノーマル時代になってから、PCでの録画動画はどんどん増え続けている。
なかなかものが捨てられない性格のため、何かのときのために動画を1年はとっておきたいと考えているのだが、「高画質」サイズであれば無制限に保存できたGoogle フォトも2021年6月にはカウント対象になってしまう。
サブスクリプション契約をして、これまで通り動画データをアップするのも良いが、今回、試用することで取り出したいときにオフライン環境や電波状況が安定しない場所でも素早くアクセスできる、My Passport SSDを買い足すという選択肢が視野に入ってきた。
My Passport SSDであれば、データの保管場所として使うだけでなく、内蔵ストレージの延長としてもスムーズに使える。My Passport上の写真ファイルや動画ファイルを内蔵ストレージに移動させず、そのまま編集する、といった使い方もできるのだ。
カスタマイズ可能なBTO PCの場合、ストレージを増やせば増やすほど価格も上がる。ほどよい価格に収まるストレージ容量を選択しておき、My Passportで補完するといった方法もある。クラウドストレージを日常的に使っていない場合では、PCの買い替え時に大量のデータを移動させる手間も省ける。
原稿執筆段階でのMy Passport SSDの価格は500GBが9980円、1TBが1万9394円、2TBは3万3535円、4TBは7万500円(Amazonでの税込み価格)となっている。
外付けストレージ大好き人間のため、「WD My Passport Ultra」(3TB)や「WD My Passport Ultra 10th Anniversary」(1TB)などを既に持っているが、携帯用に本製品のような高速SSDモデルを新たに買ってもいいかも……と思い始めている。
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