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2003/03/19 23:59:00 更新 |
特集:ゲーム屋の舞台裏
処理が軽く「落ちない」ゲームを 〜エターナルカオス (2/2)
浅井氏は、エターナルカオスの場合「最大で3000人を収容できるサーバを、3台用意している」と話す。つまり、最大9000人の同時接続に耐えることになる。ゲームの同時接続ユーザー数は、概ね3000−3500人というから、余裕のある数字だ。
とはいえ、多数のユーザーが集中した場合は、一般論としてサーバの処理が追いつかない可能性がある。「均等に負荷がかかるならいいが……。イベントなどでは、一カ所に多くのユーザーが集中してしまうケースがある」(同)。サーバの動作が重くなるおそれがあるのは、こうした場合だ。
これはサーバ側だけでなく、クライアント側の問題でもある。たとえばエターナルカオスでは、大規模な戦闘などで「300−400人が一カ所に集まることもある」。こうなると、3Dのキャラクターを1画面に多数表示させることになり、クライアントPCに高い負荷がかかる。大勢のキャラが入り乱れ、一番盛り上がっているところでマシンが落ちる――という事態が懸念されることになる。
エターナルカオスの場合
浅井氏は、エターナルカオスでは上のような点に対応した、処理の軽いシステムを導入していると話す。詳細は明らかにされなかったが、「もともとの韓国のシステムが優れている。サーバスペックに関して、落ちるというようなことはない」と自信を見せる。
処理の“軽さ”をはかる具体的な指標として、ひとつの参考になるのがゲームの動作環境。エターナルカオスの必須動作環境は、CPUが「500MHz以上のIntel/AMDプロセッサ」。推奨動作環境でも「800MHz以上」となっている。
3DグラフィックのMMORPGの中には、必須動作環境として「Pentium III/800MHz以上」を要求するものもある。同氏はまた、「PCのスペックをさほど問わないことで、ライトユーザーを取り込むことにもつながる」とアピールした。
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[杉浦正武,ITmedia]