同じ7インチのGALAXY TabにKindle Fireのソフトウェア群を移植したユーザーが現れた。Silkブラウザ以外は比較的よく動作するようだが、ハック熱はとどまるところを知らない。
米IT系ニュースサイト「GigaOm.com」に目を引くニュースが掲載された。韓国Samsungが2010年11月に発売した7インチAndroidタブレット機「GALAXY Tab」(日本での型番はSC-01C)に、Amazonの「Kindle Fire」のアプリ群を移植してしまったユーザーの投稿だ。
Kindle FireもGALAXY Tabも、同じAndroidベースの7インチデバイスで、画面解像度もまったく同じ。Kindle Software Updateなども提供されているので、何とかなるだろうと試してみたら意外と簡単に移植できてしまったようだ。記事ではKindle Fireのランチャーアプリを初め、Kindle Fireに搭載されている各種アプリが動作し、一見するとKindle Fireと見間違うようなものになっている。筆者によると移植は比較的簡単で、Silkブラウザ以外は問題なく動作し、Amazon App Storeも使えているというが、若干不安定な点と、ところどころフォントやアイコンのレイアウトが崩れる部分があるようだ。
実用性はともかく、ハックネタとしては面白い。遠からず、Barnes & Nobleの「NOOK Tablet」で同じようなことをするユーザーも出てくるだろう。どんなデバイスもAmazonのエコシステムに染め上げたいというAmazonへの愛が深い方にお勧めのトピックだ。もちろん実践は自己責任で。
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