凸版印刷が培ってきたコンテンツ制作や構造化などのノウハウを機能化したクラウド型の制作サービスとなる。
凸版印刷は7月6日、ワンソースから同時に複数媒体の書籍制作が可能なクラウドサービス「TOPPAN Editorial Navi」を8月上旬から提供開始すると発表した。
同サービスは、Webベースの書籍制作環境を提供するもので、2014年の東京国際ブックフェアでデモが披露されていた。当時、BCCKSが制作協力を行っていた。
Webブラウザ上で仕上りイメージと編集画面を同時に表示し、仕上りイメージを確認しながら複数人で共有編集できる「プレビューエディター」を核に、文字スタイルなどを簡単に適用できるマークアップ補助やデータチェックなど、凸版印刷が培ってきたコンテンツ制作や構造化などのノウハウを機能化した。
作成したデータはPDF/X-1aまたはEPUB形式で出力でき、ハイブリッド型の出版ニーズに応えるとしている。料金形態は、月間制作タイトル数に基づく定額料金と従量課金制度。
同サービスの提供により、同社は2020年度までに関連受注を含め100億円の売り上げを目指す考え。
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