シャープ,JavaOneカンファレンスでLinuxとJavaをベースにしたPDAを参考出品

【国内記事】 2001.06.06

 シャープは6月4日,サンフランシスコで開催されている「JavaOne」カンファレンスで,LinuxおよびJavaをアプリケーション開発・実行環境に採用した,海外市場向けPDAのプロトタイプを参考出品したことを発表した。

 同このPDAには,高速なJava実行環境である英タオの開発した「Intent」を搭載し,Linux環境として米リネオの組み込み型Linux「Embedix」を搭載している。このソフトウェア環境に,シャープのPDAと通信機器開発ノウハウ,さらに独自の液晶やデバイスを搭載し,今秋に米国で発表。その後,全世界にむけて順次商品化を進めていく予定という。

 またアプリケーション開発では,PCシンクロソフトを提供する米ピューマ・テクノロジーズ,ブラウザソフトを提供するアクセス,ゲームソフトを開発するの米アミガ,新しい動画フォーマットを提供するオフィス・ノアと協力していく。

 同社では6月初旬より,海外の開発者向けにサポート用のWebサイトを立上げ,新しいPDAプラットフォーム用のアプリケーションソフト開発ツールキットを提供する計画だ。そのほか開発関連の情報など,積極的なサポートを展開していくという。

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[ ITmedia]