大東文化大学,日本情報通信と日本IBMの協力で「ThinkPad」1000台規模の「クラスルームシステム」を構築

【国内記事】 2001.06.19

 大東文化大学と日本情報通信および日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は6月19日,大東文化大学における情報処理教育の拡充を目的に,Linuxと,Microsoft Windows 2000の両OSを学習できるクラスルームシステムを構築したことを発表した。

 今回発表されたクラスルームシステムは,日本IBMのノートPC「ThinkPad」約1000台,PCサーバ「IBM eServer xSeries240」および「Netfinity 5600」合わせて16台などで構成。日本IBMのビジネスパートナーである日本情報通信が,ノートPCおよびサーバ全般のシステムを約4カ月で構築し,大東文化大学との契約に基づいて納入したという。

 大東文化大学のクラスルームシステムは,ITに卓越した人材の育成を目的に導入したシステムで,文科系総合大学としては最大規模のものという。同システムを活用した情報教育を通じて,情報検索・分析・発信などにおけるプログラミング手法の活用や情報発信能力の養成,オープンソース的な発想の理解,さらに既成学問体系の価値観に制約されない自由な学習などを学生に期待しているという。

 また,7月からは同システムとは別に,約200台のThinkPadを希望する学生に貸与する予定という。さらに本年度内をめどに,板橋地域の小・中学校における情報システム構築のためのITボランティアを学生から募集し,ITスキル実践の機会を提供するとともに地域と教育のIT化に貢献していく計画という。

関連リンク

▼大東文化大学

▼日本アイ・ビー・エム

▼日本情報通信

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