アイオナ,.NetとJ2EEの相互運用を可能にするWebサービスプラットフォーム「IONA XMLBus」を発表

【国内記事】 2001.08.23

 アイオナテクノロジーズは8月15日,マイクロソフトの.Net環境や「MS SOAP Toolkit」,サン・マイクロシステムズのJ2EE環境などの相互運用性を実現するWebサービスプラットフォーム「IONA XMLBus Technology Preview Version 1.2.0」(IONA XMLBus)を発表した。

 この発表により同社は,.Net環境で開発されたWebサービスをJ2EE環境から利用したり,逆にJ2EE環境で開発されたWebサービスを.NET環境から利用することが可能なWebサービスプラットフォームが実現できるという。

 IONA XMLBusを利用することで開発者は,任意のJavaクラスからWebサービスを自動的に生成することが可能。この機能を利用することで,IONA iPortal Application Server,BEA WebLogic,IBM WebSphereなどの,J2EE準拠のJavaアプリケーションサーバ上で稼動するJ2EEアプリケーションからWebサービスを生成することもできるという。

 そのほかIONA XMLBusでは,ドキュメント交換型のWebサービスの開発を可能にする「SOAP with Attachments」やWebサービスがHTTPSを介して通信するためのSSLインテグレーション,SOAP/WSDL/XMLスキーマなどの業界標準をサポート。ebXML標準のサポートも表明している。

 同社は,.NETやMS SOAP Toolkitなど,9つのWebサービス環境で相互運用テストを完了したとしている。

 XMLBusの詳細は,「Webサービス・デベロッパー・フォーラム」で紹介されている。同サイトでは,Webサービスの利点を学ぶことができるほか,Webサービスのサンプルを利用したり,IONA XMLBusを無償ダウンロードしてWebサービスサイトを構築することもできる。

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