大塚商会,総合的なセキュリティサービス「Otsuka Security Management」を発表
| 【国内記事】 | 2001.09.26 |
大塚商会は9月26日,同社がこれまで提供してきた各種セキュリティサービスをまとめ,さらにコンサルティングや運用・サポート,緊急対策サービスなどを加えて体系化したサービス群,「Otsuka Security Management」(OSM)を発表した。
同社はこれまで,ホスティングサービス「α-Mail」の標準サービスにウイルスチェックサービスを含めるなど,さまざまなセキュリティサービスを展開してきた。その中には,ウォッチガードのアプライアンス製品を利用したファイアウォールの管理・監視サービスや,エムオーテックスのWeb自動修復システム「Cyber Weapon」によるWeb改ざん監視・修復サービスなどが含まれる。
OSMは,「セキュリティに関することすべてをサポートする」(同社常務取締役濱田一秀氏)との意図の元に,一連のサービスを改めてまとめたものだ。単なる製品販売に終わらず,構築から運用,管理までを含む統合セキュリティ対策を提供することで,顧客に「安心性」を提供することが目的である。
たとえばウイルス対策といっても,ウイルス対策ソフトウェアの導入だけで完了するわけではなく,サーバやアプリケーションにパッチを適用してセキュリティホールを塞いだり,適宜ウイルス対策ソフトウェアをバージョンアップするといった作業が必要となる。そもそも,セキュリティ対策が必要なのは分かっていても,何から手を付ければいいか分からないといったケースもまだ多い。OSMはそうしたニーズに応えてまとめられたもので,カテゴリをまたいでセキュリティサービスを提供する。
具体的には上記のウイルスチェックサービスやWeb改ざん検知・修復サービス,ファイアウォール遠隔運用・監視サービスのほか,システムのセキュリティレベルを検査するセキュリティチェックサービス,セキュリティポリシー構築支援・評価サービスなどがある。
また,ファイアウォールのログ解析や各種製品の保守サービス,VPNや認証システムの構築などもサービス範囲に含まれる。ユニークなところでは,不正アクセスや事故によって失われたデータを修復するデータ復旧サービスなども用意された。
もう1つユニークなのは,不正アクセスなどを受けて立ち往生した場合の相談窓口として,「セキュリティ119」というヘルプデスクを設けたことだ。ここでは,全国220サイトに散らばる同社のセキュリティ部隊,約2000人に加え,本部に編成されるセキュリティ専門の技術支援スタッフ50名による支援を個別に受けることができる。
同社は合わせて,ウイルスの駆除に特化した「ウイルス駆除119」も提供し,連絡に応じて顧客サイトにスタッフを派遣し,ウイルス駆除を行うサービスを展開する。
大塚商会によれば,同社の顧客は約25万社に上り,その多くは中堅・中小企業という。中にはセキュリティ専任の担当を置くどころか,セキュリティ関連製品を購入するだけの余裕もない企業もある。
同社はそうした規模の企業でも,導入しやすいサービス料金を設定していく方針だ。その1つとして,レンタルやASP形式と組み合わせ,低廉な月極価格でサービスを提供する方式がある。また,ひとまず大まかな料金体系は決定済みというが,今後も機会に応じて再検討を行う可能性もあるという。同社では2001年度で150億円の売上を見込んでいる。
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[高橋睦美 ,ITmedia]
