米サン,日本語対応のオフィススイート「StarSuite 6.0ベータ版」を公開

【国内記事】 2001.10.03

 米サン・マイクロシステムズは10月3日,オフィスツール「StarSuite 6.0ベータ版」を発表し,Webサイトを通じた無償配布を開始すると発表した。最新リリースは,Solarisオペレーティング環境をはじめ,Linux,Windows環境に対応する。

Microsoft Wordと見間違えそうな「StarSuite Writer」

 StarSuite 6.0は,ワープロ,表計算,プレゼンテーション,グラフィック,Webパブリッシング,チャート作成,数式エディタ,データベースなどのアプリケーションを統合した企業・個人向けのオフィススイート製品。最新ベータ版では,日本語,韓国語,中国語(簡体・繁体)にも対応。今回,アジア言語版の製品名称は「StarOffice」から「StarSuite」に変更されている。

 StarSuite 6.0ベータ版では,ユーザーやオープンソース開発者コミュニティーからのフィードバックによる新機能を追加したほか,相互運用性と互換性も一段と強化されたという。ファイル形式には,独自フォーマットでなく,XMLを採用し,XMLに対応したツールで,StarSuiteファイルの読み込み,編集,保存が可能になる。

 また,他のオフィスツールとの互換性も向上し,「Office XP」を含む「Microsoft Office」ファイルのインポート/エクスポートフィルタが強化。ジャストシステムの「一太郎」ファイルのインポートも可能という。

 そのほか,ダイアログボックスのデザインを一新し,テンプレート,グラフィックス,クリップアートなどを充実,さらにヘルプ機能の強化や,GNOME,CDE,Microsoft Windowsなどネイティブデスクトップ環境との親和性を高めている。

 StarSuite 6.0製品版のリリースは,2002年上半期を予定している。

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▼サン・マイクロシステムズ

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