USB 2.0テイクオフ,アダプテックがPCカードとハブを投入へ
【国内記事】 | 2001.10.23 |
アダプテックジャパンは10月23日,USB 2.0に対応したCardBusインタフェースカード「AUA-1420」(USB2connect for Notebooks)とハブの「XHUB」シリーズを発表した。いずれもUSBインプリメンターズフォーラム(USB-IF)のUSB High-Speedロゴを取得している。これらの新製品は,11月中旬から順次出荷される。
都内で行われた記者発表会には,USB-IFのボードメンバーを務めるNECエレクトロンデバイスの徳梅孝啓氏が同席し,「Windows XP,クリスマス商戦を機にUSB 2.0インタフェースを搭載したPCの比率が急速に高まり,来年の夏には当たり前になっているだろう」とUSB 2.0市場のテイクオフを宣言した。
ノートブックPCの年間出荷台数が760万台といわれる日本市場では,PCカードタイプのインタフェースは必須ともいえる。新しいAUA-1420は,外部接続用USBポートを2つ備えるほか,外部からカードに電源を供給するためのACアダプタコネクタも用意した。
来日した米アダプテックのCOO,ロバート・シュルツ氏が他社との差別化ポイントの1つとして挙げるドライバソフトウェアは,Windows XP/2000だけでなく,既存のWindows Me/98SE用も添付する。なお,Windows XP用のドライバはWindows Updateからのダウンロードとなる。
クリスマス商戦には,さらに多くのハードディスクドライブやCD-R/WドライブがUSB 2.0に対応すると予想される。アダプテックでは,ひと目でUSB 1.1世代と差別化できるスタイリッシュなUSB 2.0ハブも投入する。
アルミやスチールを素材にした先進的なデザインが採用され,XHUB同士を積み重ねることもできる。4ポートのXHUB4およびXHUB4 PLUSと7ポートのXHUB7 PLUSが用意され,デラックス版にあたるPLUSモデルには,ケーブルをきれいに束ねられるスタンドが同梱される。
ドライバは,AUA-1420と同様,Windows 2000/Me/98SE用を同梱して,既存のPCをサポートする。
出荷はAUA-1420が11月中旬,XHUBは12月中旬になる。いずれもオープン価格だが,4ポートのXHUB4 PLUSが実売価格で8000円前後になると予想される。
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[浅井英二 ,ITmedia]