VA Linuxジャパン,コミュニケーションサイト構築システム「Slashcode」の提供を開始

【国内記事】2001.10.24

 VA Linux Systems ジャパンは10月24日,米VA Linux SystemsのOSDN事業部と共同で開発している「Slashcode」(スラッシュコード)システムの日本国内での提供を世界に先駆けて開始したことを発表。同時に,金沢工業大学に導入することが決定したことを明らかにした。

 VA Linuxジャパンが提供するSlashcodeシステムは,米VA LinuxのOSDN事業部が運営しているコミュニティであるSlashdotおよびVA LinuxジャパンのOSDN事業部が運営しているスラッシュドット・ジャパンで使用されているコンテンツおよびユーザー管理のためのシステムをベースに開発されたもの。

 Slashdotは,毎月3000万PVを越えるアクセスと毎日投稿される数百の記事を処理するハイテクマニアとオープンソースコミュニティの議論の場。このSlashdot運営のために,強固な安定性とコンテンツおよびユーザー管理機能を実現することを目的の機能が搭載されている。

 VA LinuxジャパンではSlashcodeに対し,ハードウェアに最適化されたOSの提供を行うほか,顧客のニーズに合わせたサイトの提案,構築,デザイン,機能拡張,サポートまでを一貫して行う。標準サポートのシステムとして,ハードウェアに「VA Linux 1222」または「VA Linux 2252」,OSに「Debian GNU/Linux」,データベースに「MySQL」を使用するという。

 金沢工業大学では,1万人以上の在学生とOBを対象とした掲示板を中心としたコミュニケーションサイト構築にSlashcodeシステムを利用。金沢工業大学では,米国および日本の両方で大規模な運用と構築の実績があり,操作性とカスタマイズの容易さ,ハードウェア,OS,ソフトウェアのトータルサポートが選定の理由としている。

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