エリアビイジャパン,独自技術をベースにしたセキュアアクセスソフトを発売

【国内記事】2001.12.14

 エリアビイジャパンは12月10日より,P2P(Peer to Peer)技術をベースとしたセキュアアクセスソフトウェア「SWANStor Server 1.0J 日本語版Webアプリケーションアクセスバージョン」の販売を開始した。ミレニックが代理店となり販売を行っている。

 同製品は,米エリアビイが独自に開発した認証製品,「SWANStor」の第1弾だ。これはDMZ上に配置される「SWANStor Gateway」と,SWANStor Serverから構成されており,後者は社内LANのWindowマシンにソフトウェアとして導入する。

 外部から社内LANにアクセスしようとするユーザーは,まず,DMZ場にあるSWANStor Gatewayでユーザー認証を行う。そこでアクセスが許可された場合にのみ,あらかじめ指定した社内Webサーバなどにアクセスがリダイレクトされる仕組みだ。

 クライアント(外部ユーザー)とSWANStor Gatewayの間の通信はSSLで,またSWANStor Gatewayと社内のSWANStor Serverの間はSLS(Session Layer Security)で暗号化される。またこの際,SWANStor GatewayにはWebの複製データやユーザー情報は格納されないため,SWANStor Gatewayが攻撃を受けた場合でも,重要なデータやユーザー情報は被害を受けないという。

 ただし,企業のDMZ上で稼働する単体版のSWANStor Gateway(SWANStor Gatewayエンタープライズ版)の発売は2002年第2四半期の予定だ。それまでは,エリアビイが運営する接続サイトを介して利用することになる。">

 SWANStor Server 1.0J 日本語版Webアプリケーションアクセスバージョンは,Windows XPおよびWindows NT 4.0/2000に対応しており,価格は1ユーザーライセンスバンドルで29万8000円から。接続サイトの利用料と無償ソフトウェアバージョンアップを含んだ年間保守料は,製品価格の20%となる。

関連リンク

▼エリアビイジャパン

▼ミレニック

[ ITmedia]