カルデラ,最新ビジネスLinux OS「OpenLinux 3.1.1」の販売を開始

【国内記事】2002.01.21

 カルデラは1月21日,米カルデラ・インターナショナルが開発したインテルサーバ向けLinuxサーバOS「OpenLinux Server 3.1.1」およびビジネスユースに最適なLinuxデスクトップOS「OpenLinux Workstaiton 3.1.1」の日本国内での販売を,1月28日より開始することを発表した。

 OpenLinux 3.1.1の特徴は,Volution Onlineにより,セキュリティ対策などのパッチ,ソフトウェアのバージョンアップなどが,インターネットなどを介してポータルに診断され,対策情報が提供されること。最新のLinux Kernel 2.4.13をベースとしたセキュリティホール対策により万全なセキュリティ環境を提供する。

 また,すべての基本モジュールの稼動を確認し信頼性と安定性を実現。Linux標準化(Linux Standard Base - LSB 1.0)規格に準拠し,英語,日本語のほか,ドイツ語,韓国語,中国語(簡体字),中国語(繁体字)に対応し,Linux国際規格のLi18nuxにも適合している。

 価格は,60日間の電子メールによるインストールサポートとVolution Onlineによるインターネット経由のメンテナンスサポートが含まれるOpenLinux Workstaiton 3.1.11システムが1万4800円,また60日間の電子メールによるインストールサポートと6カ月間のVolution Onlineによるインターネット経由のメンテナンスサポートが含まれたOpenLinux Server 3.1.1は1システムが3万4800円となる。ぷらっとホーム,ソフトバンク,ネットワールド,富士通など,カルデラの販売パートナーを経由して販売される。

 なお,同社のWebサイトでは,OpenLinux Server 3.1.1の詳細およびOpenLinux Workstation 3.1.1の詳細がそれぞれ紹介されている。

OpenLinux 3.1.1の製品概要
標準コンポーネント

・Linux 2.4.13 kernel
・KDE 2.2.1
・Xfree 86 4.1.0
・Linux Standard Base - LSB 1.0準拠
・Li18nux適合

同梱アプリケーション

・バックアップツール:バックボーン・ソフトウェア「Netvault 6.5 Caldera Edition」
・日本語入力ソフト:オムロンソフトウェア「Wnn 6 Ver.3」
・日本語フォント:リコー「フォント」
・グループウェア:ネオジャパン「iOffice Ver.3(体験版)」
・その他:UPS管理ソフト,プリンタドライバ,開発ツールなど

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