セキュリティ検査ツール「ESM」の新バージョンが登場

【国内記事】2002.01.31

 日新電機は2月1日より,シマンテックが開発したセキュリティ検査ツール「Enterprise Security Manager(ESM)5.0.7J」の販売を開始する。

 ESMは,コンピュータのOSやアプリケーションを検査し,セキュリティ上の脆弱点が見つかれば,その対策方法とともに報告する弱点検査ツール。監査対象となるマシンにインストールするエージェントと,エージェントが収集した情報をまとめ,一元的に管理するためのマネージャから構成されている。

 特徴としては,ニーズに合わせて選択できる5段階のセキュリティポリシーが標準で搭載されており,これを利用すれば導入後すぐにチェックを行えること,スケジューリング機能を利用して定期的に検査を行えることが挙げられる。また,部門ごとにコンピュータをグループ化し,各グループに対して一括して設定を行う機能も搭載している。

 バージョン5.0.7Jでは,OSやグループなどに準じて画一的に監査を行うのではなく,検査対象コンピュータのサービス稼働状況に応じてチェックを行い,それぞれに必要な監査結果だけを報告するようになった。また,最新のセキュリティホール情報を反映し,新たに550個のチェック項目が追加されている。

 さらに,搭載する暗号アルゴリズムをDES128に強化したほか,Windows 2000のActive Directoryにも対応した。

 ESM 5.0.7JはWindows NT,Windows 2000とSolarisに対応しており,価格はエージェントが2万円から,マネージャは50万円からとなっている。なおこの製品は,2月6日から8日にかけて幕張メッセで開催されるNet&Comのシマンテックブースで展示される予定だ。

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[ ITmedia]