ソリトンシステムズ,セキュリティ強化を含めた新サービス体系を発表

【国内記事】2002.2.01

 ソリトンシステムズは2月1日,同社がこれまで提供してきたサービスやソリューションを強化し,「Business Continuity Assurance」というコンセプトに沿って再編,発表した。

 Business Continuity Assuranceは,災害やセキュリティ侵害からシステムを守り,企業ビジネスの継続性をITの分野からサポートすることを目的としたもの。「システムの分析と評価」「システム構築/設計,インストール」「運用・監視サービス」という3つのフェーズから構成されており,事前の監査,予測から実際のシステム導入,その後の継続的な監視までをサポートする。

 同社では中でも,まず情報セキュリティ関連のソリューションを強化する方針だ。これには,ファイアウォールのリモート管理やIDSの運用管理のほか,同時に発表された監査法人トーマツとの提携に基づく,企業のリスク評価/セキュリティ監査が含まれる。同社はトーマツとの提携によって,ネットワーク技術やシステム構築の観点に加え,経営やITガバナンスの視点から,一連のセキュリティ対策をサポートできるとしている。

 ソリトンシステムズはさらに,自社開発のファイアウォール製品群を強化し,新バージョンとなる「GNAT Box」ファミリー3.2.3として販売を開始した。この新バージョンでは,ユーザーインタフェースを使いやすいものとし,またVPNオブジェクト(オブジェクトセクション)を新設してVPNに関する設定を容易に行えるようにした。

 価格は,ソフトウェア版の「GNAT Box」が20万円,Flash ROM版の「GB-Flash」は32万円,1Uサイズのアプライアンス製品「GB-1000」は48万円となっている。

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[ ITmedia]