NECやEMCジャパンら,800kmの長距離バックアップ実証テストに成功

【国内記事】2002.3.27

 NEC(NECソリューションズ)とイーエムシージャパン(EMC),グローバルアクセスは3月25日,光ファイバケーブルを利用し,800キロメートルの長距離をまたいだ同期データバックアップの実証テストに成功したことを発表した。

 この実証テストは,NECがテストプログラム作成をはじめ全体をとりまとめたほか,UNIXサーバ製品「NX7000 A400」などを提供。EMCからはストレージシステム「Symmetrix 8530 36040」やデータミラーリングシステム「SRDF」が提供され,グローバルアクセスの光ファイバケーブルとデータセンター施設を利用して行われた。

 この結果,東京-名古屋折り返しで,総延長800キロメートルの距離を隔てても,減衰/増幅調整によって安定的にデータを同期伝送できることが確認できたという。合わせて,長距離伝送時,およびデータのブロックサイズによる遅延時間についてもテストが行われた。

 NECでは今回の実証テストを踏まえ,遠隔地間のバックアップセンター構築や災害対策などに必要なITインフラ費用を,従来の5分の1にまで削減でき,経済的なデータバックアップ環境が実現できるとしている。同社は今後,この成果を「災害対策ソリューション」や「企業統合ソリューション」に組み込んで提供することを検討するほか,24時間365日の業務運用を可能とする「オープン・ミッションクリティカルソリューション」の1要素としても活用する方針だ。

 なおこの実証テストには上記3社のほか,アイ・アイ・エム,住商エレクトロニクス,住友商事,マクデータ・ジャパンが,ネットワーク機器の提供やテスト結果分析の面で協力した。

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