これまでで最もパフォーマンスの高い「SSH Secure Shell 3.1 日本語版」出荷開始

【国内記事】2002.3.27

 SSHコミュニケーションズ・セキュリティは3月26日,「SSH Secure Shell for Workstations」の新バージョン,SSH Secure Shell for Workstations 3.1 日本語版の出荷を開始した。

 SSH Secure Shellは,端末接続やファイル転送を安全に行うためのアプリケーションとして広く利用されている。新バージョンでは対応プラットフォームとして,マイクロソフトの「Windows XP Server」を追加。さらに,従来はUNIXサーバでのみ対応となっていたPKI関連機能が,Windowsサーバにも追加された。

 また,認証ならびにPKI周辺の機能も拡張されており,証明書の失効を確認するOCSPをサポートしたほか,同社のPKI製品「SSH Certifier」はもちろん,RSAセキュリティの「Keon」をはじめ,他ベンダーが提供するCA(認証局)との相互運用性が検証されている。さらに,シュルンベルジェやジェムプラス,アラジンなどが提供するICカード(スマートカード)についても,相互運用性が確認された。

 同時に,ファイル転送速度やCPU使用率も改善されており,同社によればこれまでで最も高いパフォーマンスを実現するという。合わせて,SFTP(Secure File Transfer Protocol)サーバから情報を収集する,ファイル転送記録のサポートが追加された。

 SSH Secure Shell for Workstations 3.1 日本語版の価格は1万3900円。Windowsサーバ向けの「SSH Secure Shell for Windows Servers」は8万9900円,UNIXサーバ向けの「SSH Secure Shell for Servers」は6万9900円となっており,販売代理店のディアイティを通じて出荷される。

関連リンク

▼SSHコミュニケーションズ・セキュリティ

▼ディアイティ

[ ITmedia]