チェック・ポイントがVPN構築専用ソフト「VPN-1 Net」を発表,他社製ファイアウォールとの接続も可能
【国内記事】 | 2002.4.09 |
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(チェック・ポイント)は4月9日,IPSec準拠のVPN構築機能に特化したソフトウェア製品,「VPN-1 Net」を発表した。第2四半期より,全世界で出荷を開始するという。
チェック・ポイントは,「セキュア・バーチャル・ネットワーク(SVN)」という独自アーキテクチャに基づいたVPN製品「VPN-1」や,このVPN機能とファイアウォール機能とを統合して提供する「VPN-1/FireWall-1」で知られている。
今回リリースされるVPN-1 Netは,「SecureVPN」ソリューションの一部として提供される,同社としては初のVPN構築専用ソフトウェアだ。VPN-1/Firewall-1以外の他社製ファイアウォール製品を既に導入していたり,インターネットデータセンター/サービスプロバイダーが提供するファイアウォールを利用しているユーザーでも,IPSecを利用したVPNを構築することができる。
他の特徴としては,複数のVPNゲートウェイ間の管理機能をワンクリックで実現し,構築や運用管理の手間を省く「One-Click」テクノロジや,ステートフル・インスペクションベースのアクセス制御機能といった,同社独自の技術を搭載していることが挙げられる。
VPN-1 Netでは,従来のVPN-1で採用されていたIPアドレス単位ではなく,トンネル単位のライセンス体系が導入される。価格は5トンネルで16万円から。
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[ITmedia]