オラクル,6月に「Oracle World Beijing 2002」開催へ

【海外記事】2002.4.10

 米オラクルは4月10日,「Oracle World Beijing 2002」を6月に中国・北京で開催することを発表した。1991年から中国市場に参入している同社だが,大規模なカンファレンスを中国で開催するのは初めて。また先ごろ,同社は中国・深せんに開発センターを開設することを明らかにしたばかりだ。

 アジア太平洋地域を担当するデレク・ウィリアムス上級副社長は,「中国は歴史的とも言える変革の時期にある。Oracle World Beijingは中国の企業オーナー,経営者,技術者にとって,優れた事例を間近で確認できる,意義ある第一歩となるだろう」と話す。

 また,チーフ・マーケティング・オフィサーを務めるマーク・ジャービス上級副社長は,「われわれは,中国内外の顧客が何を手にして,どのようにして成功を収めたかの実例を取り上げたい」と話している。

 WTO(世界貿易機関)加盟を目前にした経営層にとっては,ビジネスの効率を高め,コストを削減してくれる「Oracle E-Business Suite」を理解する機会であり,また技術者は,「Oracle9i」テクニカルセッションから多くを学ぶことができるという。

 Oracle World Beijing 2002は,6月11日から14日の3日間,北京の「Kerry Centre Hotel」および「China World Hotel」で開催される。なお,同社は昨年まで「Oracle OpenWorld」の名称でOracle9iの技術カンファレンスを開催してきたが,2002年は「Oracle World」とし,E-Business Suiteの内容も盛り込み,北京,コペンハーゲン,サンフランシスコの3都市で開催する予定。

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[ITmedia]