オープンループ,Windows OSやIEにパッチを自動適用するサービスを6月より提供

【国内記事】2002.4.24

 オープンループとアクセスメディアインターナショナルは4月23日,Windows OSやInternet Explorer(IE)を最新のバージョンにアップデートするためのソフトウェア「PatchWiz」と,これを用いた更新サービス「WizService」を共同で開発したことを発表した。

 PatchWizは,ユーザーが利用しているPCごとに必要なソフトウェアの更新情報を自動的に探し出し,適切な順序でダウンロードとインストール,再起動といった動作を実行するソフトウェアだ。これらの作業を自力で行う際には,往々にしてパッチ適用の順序や稼動中のアプリケーションとの整合性に気を配る必要があるが,PatchWizではそうした必要はなくなるという。

 さらに,パッチ適用データベースの更新サービス「WizService」を連動させることで,個々のPCに応じたパッチを必要なときにダウンロードし,適用できる。

 両社はこの2つを組み合わせ,一般ユーザーを対象にしたサービス「WizServicePersonal」を6月より提供する。合わせて,PCメーカーやシステムインテグレータ向けには,オープンループよりライセンス許諾の形で提供するほか,企業向けサービス「WizService Pro」と「WizService Enterprise」も展開する。

 一般向けサービスおよびWizService Proでは,両社が運用するWizServiceセンターでパッチ更新情報のデータベースを運用し,PatchWizはそれを参照しながら,ソフトウェアベンダーのサイトからパッチをダウンロード,適用する。一方WizService Enterpriseでは,この更新情報データベースを企業内で運用する形となる。

 PatchWizとWizServiceの対応OSはWindows 2000とXPで,現時点で更新対象としてのサポートが確定しているのは,Windows OSとIE。ただ両社では,マイクロソフト製品以外のその他のソフトウェア,たとえばデバイスドライバなどについても,同様に必要なパッチ更新情報を探し出し,適用できるようにする計画だ。合わせて,顧客の要望に応じたカスタマイズにも対応していく。

関連リンク

▼オープンループ

▼アクセスメディアインターナショナル

[ ITmedia]