エンタープライズ:トピックス | 2002年5月10日更新 |
チェック・ポイント,NAIがそれぞれPDAをサポートした製品を紹介
これは,現在PC向けに提供されている,VPNクライアントソフトウェアのPocket PC版だ。既存のVPNクライアントと同様に,管理者側で一元的にポリシーや設定を一元的に決めたうえで,各PDA端末に配布することができる。ただしこれはまだベータ段階で,正式なリリースはもう少し先になりそうだという。
同社ブースでは,コンパックコンピュータの「iPAQ」を利用して,この製品のデモを行っている。担当者によると,「Pocket PCだからといって,CPUなどの制限がパフォーマンスに影響を与えることはない。むしろ問題は接続回線の帯域のほうで,ボトルネックになるとすればこちらのほうだ」という。
一方,米ネットワークアソシエイツ(NAI)は,「Sniffer Portable Wireless PDA option」のデモンストレーションを行った。
Sniffer Portable Wireless PDA optionは,IEEE802.11b(Wi-Fi)対応無線ネットワークの管理ツールだ。無線LANのパフォーマンスやセキュリティに関する情報を収集し,管理することができる。
とはいうものの,同社は既に,無線LAN対応の「Sniffer Wireless」を提供済みだ。今回発表された製品の特徴は動作プラットフォームで,コンパックのiPAQに対応している。つまり,Sniffer Portable Wireless PDA optionを利用すれば,ノートパソコンやポータブルタイプのアナライザを用いることなく,無線LANの状況を把握することができる。
なおSniffer Portable Wireless PDA optionでは,設置されているアクセスポイントの状況や帯域の利用状況などを把握できるが,高度なプロトコル解析まではサポートされていない。その部分は,Sniffer Wirelessを利用することになるという。
NAIはまた,分散型のネットワーク監視・管理ツール「Sniffer Distributed」の機能を拡張し,VoIPの管理機能を追加したことも発表している。これにより,VoIPトラフィックをプロアクティブに管理し,音声の品質を向上させることができるという。
関連リンク
NetWorld+Interop LasVegas 2002
[ITmedia]