エンタープライズ:トピックス 2002年5月15日更新

トレンドマイクロの「ServerProtect for Linux」がTurbolinux 7 Serverに対応

 トレンドマイクロとターボリナックス ジャパンは5月15日,Linuxにおけるセキュリティ製品の開発,市場拡大に向け,技術協力を拡大。トレンドマイクロのLinuxサーバ用ウイルス対策製品「ServerProtect for Linux」が,ターボリナックスのLinux OS「Turbolinux 7 Server」に対応したことを明らかにした。

 ServerProtect for Linuxは,ファイルサーバなどで利用されているLinuxサーバをウイルスから保護するための製品で,リアルタイムのカーネルレベルでのウイルス検索機能,パターンファイルの自動アップデート機能やウイルスのアウトブレークを知らせる通知機能などを備えている。

 従来,同製品の対応ディストリビューションは「Red Hat Linux 6.2/7.1/7.2」に限られていたが,このたびTurbolinux 7 Serverに対応。また別記事のとおり,ミラクル・リナックスのEnterprise LinuxサーバOS「MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0」にも対応している。

 なおトレンドマイクロは既に,ゲートウェイ用ウイルス対策ソフト「InterScan VirusWall」やWebアクセスマネジメントソフトウェア「InterScan WebManager」において,ターボリナックス製Linux OSへの対応を完了しており,今回のServerProtect for Linuxは3製品目となる。

 両社は既に,Turbolinux 7 Server上での動作検証を終了しており,5月20日より正式に対応ディストリビューションに追加する。価格は1サーバにつき29万8000円。

関連リンク

▼ターボリナックス ジャパン

▼トレンドマイクロ

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