エンタープライズ:トピックス 2002年5月21日更新

日本ベリサインと三菱電機,電子署名ソリューションに関する協業を強化

 日本ベリサインと三菱電機は5月21日,PKI技術をベースに,企業などが安全に電子文書を交換するための「電子署名ソリューション」に関して,協業関係を強化することを発表した。

 両社は先に,アドビシステムズのPDFフォーマット文書に対する電子署名ソリューションの提供について協業を発表済み。今回の協業強化は,この関係をベースに,各社が提供する電子署名ソリューション関連の製品・サービスを組み合わせて販売するもので,電子化された請求書や取引明細書,契約書といった企業の正式文書を,インターネット経由で効率よく行い,関連業務のコストを削減することを狙っている。なお,この事業は,三菱電機グループの三菱電機インフォメーションシステムズが担当する。

 具体的には,三菱電機が,電子署名とその検証を一括して行うサーバシステム,「MistyGuard 」と,耐タンパ性を高め,電子証明書を安全に格納するための「TURBOMISTY」を日本ベリサインに提供する。

 日本ベリサインでは,これらの製品に,電子文書に企業名義で電子署名を行うためのサーバ証明書を発行する「ドキュメント サイニングID(仮称)」サービス(別記事参照)を組み合わせて,日本ベリサインの「PKIパートナー」を通じて顧客向けに販売していく。両社によればこの組み合わせの動作は,既に検証済みだという。

関連リンク

▼日本ベリサイン

▼三菱電機インフォメーションシステムズ

[ ITmedia]