エンタープライズ:トピックス 2002年5月23日更新

シマンテックとNEC,xSP向けにウイルスチェックサービスを提供

 シマンテックと日本電気(NEC)は5月23日,共同で,各種サービスプロバイダー(xSP)向けにウイルス検知・駆除代行サービスを提供することを発表した。

 両社は2001年6月に業務提携を結んでおり,NECのISPサービス「BIGLOBE」では,シマンテックの「Norton AntiVirus」などを用いて,会員向けにメールのウイルスチェックサービスを提供している。

 今回発表された「メールウィルスチェックゲートウェイサービス」は,このウイルスチェックサービスを拡大し,国内のxSPを対象にASP形式で提供するものだ。サービスは6月3日より提供される。

 このサービスでは,送受信メールのウイルスチェックと,検知・駆除状況を知らせるウイルス駆除レポート,ウイルス情報や定義ファイル更新状況の配信などが提供される。xSPの会員が送受信するメールは,いったんBIGLOBEのサーバを経由し,ここでシマンテックのウイルスチェックソフトによってウイルスの検知や駆除がなされる仕組みだ。

 両社はこのサービスによって,xSPは自らシステムを構築することなく,迅速にウイルスチェックサービスをメニューに加え,会員に提供することができるとしている。

 シマンテックはさらに,メールウィルスチェックゲートウェイサービスの提供を機にNECとの協力関係を強化し,セキュリティ診断やリスクマネジメントといった,総合的なセキュリティサービスを共同で展開する予定だ。

関連リンク

▼シマンテック

▼NEC(BIGLOBE)

[ ITmedia]