エンタープライズ:トピックス 2002年5月27日更新

Webアプリケーションに電子署名機能を付加する「RSA Keon e-Sign」

 RSAセキュリティは5月27日,Webアプリケーションに電子署名・電子署名の検証機能を加えるためのソフトウェアツールキット,「RSA Keon e-Sign」を発表した。

 RSA Keon e-Signは,Web上の申し込みフォームなどに電子署名を加えることで,本人認証とデータの完全性,事後否認の防止などを実現するためのツールキット。同社の認証局(CA)構築用ソフト「RSA Keon」以外のPKI製品にも対応するほか,署名の有効性確認用にOCSPをサポートしている。

 同製品は実際には,カスタマイズ可能なJavaアプレットの呼び出しAPIとして提供される。既存のWebアプリケーションに電子署名の付加と検証といった機能を追加し,Webベースの安全な商取引を実現できる。

 なおユーザー側からこれを見ると,Webブラウザのプラグインという形でダウンロード,実行される形となる。アドインされたJavaコンポーネントは,処理終了後に自動的に抹消される仕組みだ。

 RSA Keon e-Signが対応するWebサーバは,マイクロソフトのInternet Information Service/ServerのほかApacheやiPlanet Web Serverなど。基本的にJ2SE 1.3やC言語によるCGIに対応している製品であれば利用可能だ。

 RSAセキュリティでは6月3日より,RSA Keon e-Signの販売を開始する。価格はユーザー数に準じて設定され,500〜1000ユーザーの場合,1ユーザー当たり1620円から。

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