| エンタープライズ:トピックス | 2002年6月04日更新 |
IBM,第2世代のピークシフト対応モデルなどノートPC新製品を発売
ピークシフトは、通勤ラッシュ緩和のためにの時間差通勤の考え方をパソコンに適用したものという。真夏の午後1時から3時という電力使用のピーク時間帯には、専用ソフトウェア「ピークシフト・コントロール・プログラム」によってノートPCの電源供給を自動的に内蔵バッテリーに切り替える。これにより,PCの電力消費をピーク時間外へシフトさせることができる。
今年の2月に発表したThinkPad R31の一部モデルで対応していたピークシフトでは、バッテリーの残容量がゼロになった直後に電源供給がAC電源に切り替わり、同時にバッテリー充電も始まっていた。
新製品で対応している第2世代ピークシフトは、ソフトウェアとハードウェアの電源管理機能のさらなる連携を図り、バッテリーの充電をPCの電源オフ後に開始できるようにし、ピークシフト時間設定の自由度を広げ、一層の電力消費の平準化を可能にするという。
さらに、現行のモデルでは標準搭載のニッケル水素バッテリーだけがピークシフトに対応していたが、新製品ではリチウム・イオン・バッテリー(オプション)にも対応している。なお、「ピークシフト・コントロール・プログラム V2」は、対応機種の導入を希望する企業を対象に、無料で配布される。
ThinkPad R31など新製品は、次の通り。
ThinkPad R31は4モデルで18万9000円から。A4サイズで重量は2.9〜3.0キログラム。6月11日より出荷が開始される。また、ThinkPad X24はモーバイル向けの1.64〜1.69キログラのB5サイズ。7モデルで価格は23万9000円からで6月7日より出荷が開始される。
ThinkPad R32はPentium 4/1.60GHz-Mを搭載。DDR SDRAMや高性能ビデオチップなどを新採用。A4サイズで重さは2.7kg〜3.0kg。4モデルで価格は23万9000円から。6月11日よからの出荷を予定している。
ThinkPad A30は1モデルのみで、価格は21万9000円。6月20日から出荷が開始される。
Aシリーズは処理能力や使いやすさ、拡張性などデスクトップPC代替機という。A4サイズで重量は3.4kg。Celeronプロセッサおよび14.1型XGA液晶ディスプレイを搭載した普及モデルとなっている。
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[ ITmedia]
