エンタープライズ:トピックス 2002年6月27日更新

LAPLINKでファイアウォール越しに遠隔操作を可能にするサービスを提供

 インターコムは6月28日より、リモートコントロールソフト「LAPLINK GOLD 2002」を利用して、外部から企業オファイアウォール越しに内部ネットワークのPCの遠隔操作接続を可能にする「ファイアウォール接続サービス」を開始する。サービス料金は無料だ。

 LAPLINK GOLD 2002は、インターコムと米ラップリンクが共同で開発したリモートコントロールソフトウェア。地理的に離れた場所にあるPCの画面を手元のPC画面に表示し、操作することができ、ヘルプデスクなどさまざまな用途で利用されている。この最新バージョンではブロードバンド接続への対応などが強化されている。

 ただし従来、同ソフトを利用してファイアウォール内部のPCに接続するには、ファイアウォールの設定を変更し、一部のポートを開ける必要があり、セキュリティ上あまり望ましいとは言えなかった。

 このたび提供されるファイアウォール接続サービスでは、インターコムが専用の専用のファイアウォール接続サーバを設置する。このサーバの認証機能を利用することで、あらかじめ登録しておいたファイアウォール内のPCにアクセスし、リモートコントロールを行えるようになる。この場合も、ファイアウォール内部から外部に向けて、LAPLINK接続用のポートを開ける必要があるが、従来の形式に比べれば比較的リスクは少ないと言える。

 同サービスの利用に必要なアップデートファイルは、インターコムのWebページで無償で提供される。ただし、操作する側/される側がともにファイアウォール内にある場合は利用できないほか、接続を開始する側のパソコンにはグローバルIPアドレスが必要となる。

関連リンク

▼インターコム(LAPLINK GOLD 2002)

[ ITmedia]