エンタープライズ:ニュース | 2002/07/03 14:11:00 更新 |
ノキア、IPクラスタリング技術をIPセキュリティ・シリーズへ統合
ノキア・ジャパンは、同社の独自OS「IPSO」の最新バージョンに、ダイナミック・ロードバランシングとアクティブ・セッション・フェールオーバー機能を追加する。
ノキア・ジャパンのノキア・インターネット・コミュニケーションズ事業部は7月3日、ノキアが特許取得済みのIPクラスタリング技術を、セキュリティ・アプリケーションを搭載するためのプラットフォームであるIPセキュリティ・シリーズに統合することを発表した。
ノキアのIPクラスタリング技術は、最大4台までの装置で単一のインターナル/エクスターナルIPアドレス共有を可能にするもの。クラスタに入ってくるIPパケットを、クラスタ内のすべてのノードに均一に分散し、冗長化することができる。
今回の発表により同社は、独自OS「IPSO」の最新バージョンに、IPクラスタリング技術の2つの主要機能であるダイナミック・ロードバランシングとアクティブ・セッション・フェールオーバー機能を追加することになる。IPSOにIPクラスタリング機能が搭載されたことで、VPN/ファイアウォール機能の信頼性・拡張性を向上させ、ゲートウェイおよびネットワークに高い可用性を提供できるという。
IPSOの最新バージョンは、IPSO3.6。ユーザーは追加費用なしでアップグレードできる。2002年9月までに提供が開始される予定だ。
なお、IPSO3.6は、ディスク・ミラーリングをサポートすることで、ハードドライブを二重化するための機能も搭載する。
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[ITmedia]