エンタープライズ:ニュース 2002/07/08 20:20:00 更新


NTT Comが12日よりArcstar IP-VPNの機能を拡張、GbEインタフェースの提供も

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は7月12日より、企業向けIP-VPNサービス「Arcstar IP-VPN」の機能を拡充し、新たに「VPN間フィルタリング機能」を提供する。

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は7月12日より、企業向けIP-VPNサービス「Arcstar IP-VPN」の機能を拡充し、新たに「VPN間フィルタリング機能」を提供する。

 これまでのArcstar IP-VPNでは、設定されたVPNそれぞれの内部でのみ、接続が可能だった。これに対しVPN間フィルタリング機能を利用すれば、異なるVPN網に属している回線を接続することができる。

 しかもその際、回線ごとにネットワークやIPアドレス、アプリケーション単位での通信制限が可能だ。また、IPアドレスの変換もサポートしているため、同じプライベートアドレスを利用しているVPNどうしでも接続できるという。

 同社はこのサービスにより、事業部やグループ企業、関連会社などを結ぶエクストラネットを、安全に、しかも柔軟に実現できるとしている。

 VPN間フィルタリング機能の月額料金は、基本料金はVPNごとに月額9000円。また各種フィルタリング設定に要する加算額として、10フィルタまで6000円となる。

 同社はまた、Arcstar IP-VPNイーサアクセスに、新たにギガビットイーサネットインタフェースのメニューを追加する。これまで10BASE-T/100BASE-TXの品目が提供されてきたが、7月12日より1000BASE-LX/SXインタフェースのメニューを追加する。

 ただしポート速度は100Mbpsから500Mbpsまで、100Mbps刻みに5品目となっており、現時点では1Gbpsフルのメニューは存在しない。

 月額料金は、100Mbps品目で235万3000円など。東京、横浜、大阪など全国主要8都市でサービスを提供するが、需要に応じて提供エリアは拡大するとしている。

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[ITmedia]