エンタープライズ:ニュース 2002/07/24 17:41:00 更新


アドレスバー入力ナビが統一へ? アクセスポートとインターネットナンバーが提携

Webブラウザのアドレスバーにキーワードや数字を入れることで、直接目的のサイトにナビゲーションしてくれるサービスが、相互に乗り入れすることで、利便性を高めようとしている。

 アクセスポートは7月24日、Webブラウザのアドレスバー入力ナビゲーションを標準化すべく、インターネットナンバーと提携することを明らかにした。

 今回の提携により、8月8日からアクセスポートが展開している日本語キーワードサービスとインターネットナンバーが展開しているインターネットナンバーサービスが相互乗り入れを開始する。

 さらにアクセスポートは、ニューズウォッチとも提携し、ニューズウォッチが運営するインターネット情報検索サービスの「フレッシュアイ」の検索結果に、日本語キーワードサービスに登録された情報を表示するサービスを9月から開始する。

 営業面でもフォーバルテレコムなどが、日本語キーワードサービスとインターネットナンバーサービスの両サービスを販売することになっている。フォーバルテレコムには、6月28日に終了したリアルネームズの国内総代理店を務めたノウハウがある。フォーバルをはじめとした全国の代理店網を生かし、企業向けの有料登録を行っていく。

 日本語キーワード(JWord)サービスは、WebブラウザのアドレスバーにURLの代わりに、直接会社名や商品名、サービス名などの日本語キーワードを入力することにより、Webページや検索結果にダイレクトにアクセスできるサービス。ただし、専用プラグインをインストールする必要がある。

 既に中国では2000万以上のアクティブユーザーに毎日2800万回利用されているという。5月17日の日本語サービス開始以来、地図、ニュース、旅行、グルメなど各人気ジャンルの主要Webサイト30以上とパートナーシップを締結し、2カ月足らずで専用プラグインのダウンロードも50万を超えた。同社では、8月までに100万に達すると見込んでいる。

 一方、インターネットナンバーサービスは、URLの代わりに数字を入力することにより、Webサイトにアクセスできるサービス。こちらもサービスを利用するには、プラグインのインストールが必要になる。「数字」ということから、入力キーに制約のある携帯電話での利用も進んでいる。

 KDDIとは、WAP 2.0対応EZwebの待ち受け画面から直接インターネットナンバーを入力してサイトにアクセスできるよう提携している。

 インターネットナンバーサービスは、現在登録ナンバーが850万を超え、1000万以上のユーザーに年間1億回以上利用されているという。

関連リンク
▼アクセスポート
▼インターネットナンバー
▼ニューズウォッチ
▼フォーバルテレコム

[ITmedia]