エンタープライズ:ニュース 2002/08/21 20:22:00 更新


無線LAN製品「Harmonyシリーズ」が新ファームウェアで802.1xをサポート

ディアイティと米プロキシムは8月20日、IEEE802.11b(Wi-Fi)とIEEE802.11aの両方に対応した無線LAN製品、「Harmony 802.11a/802.11b」ファミリ向けに、新しいファームウェア「Harmony 2.1」をリリースした。

 ディアイティと米プロキシムは8月20日、広く普及しつつあるIEEE802.11b(Wi-Fi)と、最大54Mbpsでの通信を可能にするIEEE802.11aの両方に対応した無線LAN製品、「Harmony 802.11a/802.11b」ファミリ向けに、新しいファームウェア「Harmony 2.1」をリリースした。

 新ファームウェアの最大の特徴は、ユーザーごと、セッションごとにダイナミックな認証を行い、セキュリティを高めるための標準であるIEEE802.1xに対応したこと。既存のRADIUSサーバなどと連携することによって、端末単位ではなく、ユーザー単位の認証を実現する。

 具体的には、802.1xに複数存在する方式のうち、EAP-TLS、EAP-TTLSおよびEAP-MD5に対応する。また、Windows 2000 ServerのIAS(Internet Authentication Service)や米フ

ァンク・ソフトウェアの「Odyssey」(別記事参照)との動作も確認されている。

 さらに、SNMPトラップやMIBファイルのサポートが拡張されるほか、サブネット越しのローミング機能の強化とIPマルチキャストのサポートなどが実現される。

 Harmony 2.1は、複数のアクセスポイントに対する集中管理を行う「Harmony Access Point Controller」のほか、「Harmony 802.11a Access Point」「Harmony 802.11a PC Card 、Harmony 802.11a PCI Card」を対象としたもの。同ファミリのユーザーには無償で提供され、ディアイティのWebサイトからダウンロードが可能だ。

関連リンク
▼ディアイティ
▼米プロキシム

[ITmedia]