エンタープライズ:ニュース | 2002/08/22 20:18:00 更新 |
ディスクを丸ごと暗号化するソフトを富士通ビー・エス・シーが9月より発売
ノートパソコンの紛失・盗難時の情報漏洩を防止するユニークな暗号化ソフトウェア、「pointsec」を富士通ビー・エス・シーが発売する。
富士通ビー・エス・シーは9月1日より、ディスクを丸ごと暗号化することによりパソコンからの情報漏洩を防ぐためのソフトウェア、「pointsec」の販売を開始する。
pointsecは、スウェーデンのポイントセック・モーバイル・テクノロジーズが開発した暗号化ソフトウェア。OS領域を含め、パソコンのローカルディスク全体に対して、自動的に暗号/復号処理を行う機能を提供する。これにより、パソコンの紛失時などの情報漏洩のリスクを減らすことができる。
ただ、pointsecの暗号/復号はディスク単位であり、フォルダやファイル単位での作業は行えない。富士通ビー・エス・シーではこの点を補うため、独自開発のファイル暗号ソフト「FENCE-Pro V1」を合わせて提供していく。両製品を連携させ、シングルサインオンを実現させることも可能だ。
現在pointsecが対応するプラットフォームは、Windows 95/98/Me、NT 4.0/2000。今後PocketPCやPalm OSもサポートしていく予定だ。
pointsecの価格は、1000ユーザーの場合で1250万円となり、管理者パッケージは48万円。同社では公共機関や金融機関、医薬品業界などを中心に、幅広く販売していく。
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[ITmedia]